淫らな、いかがわしい、いたずら、何が違う?

「淫らな」「いかがわしい」「いたずら」 の違い

メディアが性犯罪を報じる際、「淫らな行為」「わいせつな行為」 「いかがわしい行為」 「いたずら」など、オブラートに包んだ言い回しをすることが多いことは有名です。

被害者のプライバシーを保護するために用いられる表現ですが、それぞれどう違うのだろうう?

まず「淫らな」は、18歳未満の相手との性行為があった場合によく使われます。

陰部の露出など、公然わいせつ罪に該当する行為にも用いられることもあります。

「わいせつな行為」は、性行為自体は無いが、相手の意に反して服を脱がせたり、身体に接触したりする行為を指します。

痴漢の場合、下着の中に手を入れた場合は「強制わいせつ罪」が、下着の上から触れると「迷惑防止条例違反」が適用されるケースが多いようです。

「いかがわしい」は、「いかがわしいビデオの販売」など、人の性欲をむやみに刺激するような行為に使われる傾向があります。

そして最後の「いたずら」は、明確な対象はありません。

強制性交から痴漢行為など、幅広く使用されているようです。

しかし、単に「いたずら」と表現しただけでは「些細な事件」という印象を与えかねないため、安易に用いるべきではないとする新聞社もあるとかないとか。

参考 「わいせつな行為」と「みだらな行為」。違いは何か知ってる?

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