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【香港デモ】ジャッキー・チェンの愛国発言とキャセイパシフィック航空への圧力

ジャッキー・チェンの愛国発言とキャセイパシフィック航空への圧力

2019年8月4日、デモ隊員が参加者が尖沙咀(チムサーチョイ)の港に掲げられていた中国国旗を、海に投げ捨てる事件が起きました。

たくさんの中国メディアが、全中国国民が尊ぶものだという報道を始めました。

また、俳優のジャッキー・チェンが取材を受けた際、『中国国旗を守る気持ちは、最も基本的な愛国心だ』と主張しました。

1989年に天安門事件が起きたときは、彼は多くの香港の芸能人たちと同様、民主主義を支持していました。

しかし、彼の事業の拠点が香港から中国本土へ移るにつれ、彼の思想は中国共産党よりになってきたように思えます。

2004年に行われた台湾の総統選挙について、彼は「それは世界最大のジョークだ」と発言し、たくさんの台湾人から反感を買いました。

この8月の事件の後も、香港のデモではたびたび中国国旗が捨てられる事態が発生。

2019年9月15日に沙田(サーティン)で行われたデモで、21歳の若者が広場に掲げられていた国旗をゴミ箱に捨てました。

彼は国旗侮辱罪に問われ、200時間の社会奉仕を強制されました。

また、空港で行なわれたデモに、空港関係者が参加していました。

香港企業のキャセイパシフィック航空の社員が、デモに参加していたことが発覚しました。

これにより、その社員たちは中国本土への運航に携わることを禁じられました。

パイロットやキャビンアテンダント、計30人が解雇や辞任を強制されました。

デモのせいでキャセイパシフィック航空の乗客数は減ったうえ、彼らが中国当局の圧力に屈することが明るみに出ました。

・参照
What Denise Ho, Jackie Chan and Others Think About the Hong Kong Protests
Apple Music in China removes Jacky Cheung song with reference to Tiananmen massacre

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