October 1

香港警察に対する市民の不安の高まり

香港警察に対する市民の不安の高まり

【香港警察】増大する市民からの不安

2019年6月に始まった香港のデモにより、市民による香港警察への批判は深刻化しました。

警察による暴力の対象は、デモ隊だけではありません。

その場にいたボランティアスタッフや記者も警察に暴力をふるわれるといいます。

医療スタッフによる負傷者の救護を阻止したり、救急車の到着を阻害するなどの悪質な行為も少なくありません。

そのような暴力行為が多くの市民により撮影され、ネットに投稿されました。

会見で記者が警察幹部にこのことに関して質問した際、『私達には市民が人間に見えない、彼らは黄色い物体(Yellow object)に見える。』と答えました。

この一言は大きな非難を受けました。

警察はデモ隊のみならず、それらを救護する医療スタッフや記者たちにも暴力を振るうことを躊躇わないようです。

そして10月1日、高校2年生の若者が警察に射撃され、重傷を負いました。

警察幹部は『その若者が鉄製の危険な武器を持っていたので、彼は正当防衛のために発泡した。』と主張しました。

しかし、実際にその若者が持っていたのは、鉄製ではなくプラスチック製の棒でした。

香港警察に対して市民が抱える不安や不信感は、取り返しがつかないほど深刻化しました。

例えデモが収束しても、警察への信頼と信用は回復しないかもしれません。

・参照
October 1: A Turning Point for Hong Kong Protests?
18-year-old shot by Hong Kong police in stable condition as students stage protest

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