ブラックホールの中はどうなっている?1分でわかりやすく
ブラックホールは近づいたものを全て吸い込んでしまう?
しかし、この認識は怪しいと言わざるを得ません。
もともとブラックホールの存在は、1916年に物理学者のカール・シュヴァルツシルトが、アインシュタインの相対性理論をもとに予測したものです。
かつてブラックホールは、光ですら抜け出せないほど強力な重力を持つ天体という仮説のもと研究がなされてきました。
しかし、シュヴァルツシルトはあくまで存在を仮定しただけで、それが発見されることは長らくありませんでした。
しかし、1971年に、はくちょう座X-1と呼ばれる天体がブラックホールであることが判明したのです。
これを皮切りに、続々とブラックホールの発見が報告されています。
ブラックホールを肉眼ではっきり捕えることはできません。
ブラックホールは光をも吸い込んでしまうため、そこにあっても闇にしか見えないからです。
そもそも、ブラックホールがどのように生まれるかご存知ですか。
恒星は寿命を終えるときに超新星爆発を起こします。
ブラックホールは、中でも一際大きな恒星が爆発した後の姿なのです。
爆発後は、星の芯が爆発の反動で圧縮され、その密度を高めていきます。
それが巨大な重力が発生し始め、やがてブラックホールと呼ばれる状態になります。
ブラックホールは光までも吸い込んでしまうため、周囲は丸い空間が空いているように見えるのです。
- 参照
≫Cygnus X-1: The black hole that started it all | Astronomy.com - 用語チェック
✓相対性理論…Theory of relativity
✓はくちょう座X-1…Cygnus X-1
✓肉眼…Naked eye
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。