メルカトル図法: あの世界地図の面積は実はデタラメ
世界地図の常識
私たちがよく出くわす世界地図は「メルカトル図法」でつくられています。
その地図の中央を赤道が左右に通り、北部にユーラシア大陸が大きく載っています。
これは、1569年にベルギーの地理学者ゲラルドゥス・メルカトルが発表した図法です。
このタイプの地図は、大陸と島の角度が正確なので、航海に向いています。
しかし、球形の地球を平面に置き換えているので、各地の面積の比率が実際とは違っています。
赤道から離れるほど、面積が実際よりも大きく表示されています。
例えば、北極の近くにあるグリーンランドは、このメルカトル図法の地図上ではとても大きな面積を占めます。
しかし、実際はアメリカ合衆国の4分の1ほどしかありません。
ロシア連邦も、例え世界一の面積を有する国家とはいえ、実際よりも遥かに大きく描かれています。
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