隕石で星の年代がわかる?
原子を調べることで星の先祖がわかる?
138億年前に起こったビッグバンにより、宇宙は誕生したとされます。
それから2億年後に、最初の星が誕生したそうです。
そして太陽は、50億年前に生まれました。
つまり太陽は、宇宙そのものが誕生して随分後の星なのです。
では、太陽はなぜ誕生したのでしょうか。
生物ならば遺伝子を調べれば先祖がわかるが、星ならば原子を調べることで先祖がわかります。
太陽は、その先祖に関する情報を隕石に含まれる粒子に残しています。
これをプレソーラー粒子と呼びます。
プレソーラー粒子を調べることで、その星の誕生した年代を測定できる、つまり先祖を辿れるのです。
その結果、太陽をつくった星の1つは「新星」であることがわかりました。
新星とは、恒星の表面に一時的に強い爆発が起こり、激しく光る現象のことです。
あの太陽ですら、他の惑星と同じように生まれがあり、そして消えていくの運命にあるのです。
- 参照
≫Lifetimes of interstellar dust from cosmic ray exposure ages of presolar silicon carbide - 用語チェック
✓プレソーラー粒子…Presolar grains
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