ラジウム(放射性物質)入りの食品を売り一儲けした男の末路
※画像はイメージです。
ラジウムという物質を知っていますか?
1920年代、アメリカでウィリアム・ベイリーという男が世間を騒がせました。
ウイリアムはラジウムという放射性物質を含む食品を売り、大金を儲けました。
彼は、人体に有毒な物質を含む食品を健康食品だと偽って販売していた、とんでもない犯罪者です。
それらの食品は、以下のような親しみのある姿をしていました。
・チョコレート
・歯磨き粉
・軟膏
・座薬
当時、ラジウムは金よりも高価な金属でした。
なので、実際はほとんどの商品にラジウムは含まれていなかった可能性が高いです。
しかし、「ラジソール」という名の飲料水には確かに含まれていました。
ラジウムは骨に蓄積されやすいです。
なので、これを飲み続けた人は、常に体内に蓄積したラジウムから放射線を浴び続けます。
放射線を浴びた人がどうなるかは、また改めて解説します。
彼自身は、放射線が原因の膀胱ガンで死亡しました。
・参照
– Periodic Table: Radium – Element information, properties and uses
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