人間が生身で宇宙空間に放り出されたら起こること
人間が生身のまま宇宙空間に放り出されたら…
宇宙飛行士は宇宙服を着て作業するが、もし、人間が生身のまま宇宙空間に放り出されたら、どうなるのでしょうか。
そこには様々な説があります。
体が破裂する?
凍結する?
などのデタラメばかりです。
しかしNASAのサイトによると、約10秒経ったところで潜水病になり、皮膚が膨張し始め、最後は酸欠で意識が薄れてゆき、死に至るとのことです。
実際にNASAの実験室で訓練中の飛行士が真空に晒される、という事故がありました。
その際、彼は14秒後に意識を失ったものの、15秒後に加圧され一命を取り留めました。
一方ソ連ソユーズの実例では、犠牲者が出ています。
宇宙船のキャビンのバルブが開いてしまい、船内が減圧、ものの5秒で3人の宇宙飛行士が犠牲となりました。
実験が不可能なため断言はできませんが、生身で宇宙空間に晒されても、10秒ほどならば生還できるかもしれません。
- 参照
≫How long humans could survive in space without a spacesuit – INSIDER - 用語チェック
✓潜水病…Decompression sickness
✓酸欠…Lack of oxygen, Suffocation
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