constancy

同時が同時ではなくなる?驚きの理論!光速不変の法則とは

光の速さは、1秒間に地球を約7回半するというのは有名です。

光といえども、あくまで有限ということです。

ということは、光と並走した場合、横を走る光の速度は遅く感じられるという仮説が立ちます。

逆方向、つまり対向車線の人から見れば、より速く感じられるのではないか、ということです。

しかし、実は、どの立場から観測しても、光の速さは全く変わらないのです。

これを光速不変の法則と呼び、物理学者のアルベルト・アインシュタインが最初に発見しました。

例えば、走行中の電車に乗っている人が、暗い車内の中央で強い光を灯した場面を想定してください。

同じ車内から見るとその光は、前と後のドアに同時に到着します。

しかし、この車両を駅のホームにいる人が眺めていたとします。

その人から見ると、光は最初に後ろのドアに届き、少し遅れて前のドアに届きます。

光と同じ進行方向へ電車も移動しているせいで、光の伝わる距離が変化するからです。

時計やストップウォッチが時を刻むスピードは普遍だと思われていますが、それは光の速さが不変であるという前提のものです。

『高速で動いているときに同時として扱われたものが、じっとしているときには同時でないかもしれない』という矛盾の中で私たちは生きているのです。

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