世界の面白い銀行!チーズを担保にお金を貸す?貧困女性にお金を貸す?

世界には面白い銀行がある

『チーズを担保にお金を借りる』と聞けば、どこのおとぎ話かと思ってしまいそうですが、これは実在する話です。

イタリアのクレディト・エミリアーノという銀行では、なんと、文字通りチーズを担保にお金を借りることが可能です。

1950年に開始したこの制度は、お金の代わりにパルメザンチーズを金庫に保管することで成りなっています。

というのも、パルメザンチーズは熟成に2年間もの長い年月がかかる代物なのです。

そのため、その間にそれ自体を担保にお金借り、会社の運営資金にするという、極めて合理的なシステムなのです。

それは、『世のチーズの価値の大きさ次第』と言わざるを得ないが、他国では、少なくともヨーロッパ以外では到底考えられない話です。

世界にはさまざまな銀行があるが、特定の層をターゲットにした、これまた違った意味で合理的な金貸しの制度もあります。

一方、バングラデシュには、担保をもたない貧困層にも甘い審査でお金を貸してくれる銀行があります。

その良心的な銀行はグラミン銀行と呼ばれ、事業などに使う資金を少額から貸しつけ、貧困層の人々を支援しています。

ムハマド・ユヌスという人物により始まったこのビジネスは、『返済の見込みがある女性』を主なターゲットに展開されています。

同様の動きは世界にも伝播し、ユヌスとグラミン銀行は、ノーベル平和賞(2006年)を受賞しました。

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