なぜ優秀なオスライオンは狩りをしないのか?

オスライオンは狩りをしない?

『百獣の王』とはよく言いますが、群れを率いるオスライオンは、縄張りを見張ったり、寝てばかりで、ほとんど狩りをしないことが知られています。

狩りは基本的にメスが行います。

では、オスは縄張りを守っているだけなのでしょうか。

たしかにそうなのだが、決して怠け者というわけではありません。

オスライオンは、生後2、3年で群れを追い出されます。

その後は、一匹で獲物を見つけながら、他の群れを乗っ取ることが任務となります。

そう、ライオンの群れを見つけ、そこのオスのボスライオンを倒すことで、自分の群れを手に入れるのです。

群れにはたくさんの血縁のないメスがいるため、そこでは満ち足りた食糧と子孫繁栄が待っているということです。

巷で放映される、ひたすらゴロゴロしているオスライオンの映像をみると『呑気だな』『狩りくらいしてこいよ』と思いたくなりますね。

しかし、オスライオンは生まれながらにして『殺るか殺られるか』を余儀なくされているのです。

そう考えると、オスに守られながら狩りをしているメスの方が、多少は易しいとも言えるかも知れません。

あなたにおすすめ

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。