デブ=食べ過ぎではない?擬似相関とは?

デブ=食べ過ぎではない?

  • 太っている人は、炭水化物を好む傾向にある。
  • 高学歴の人ほど収入も高い。

私たちはこのような、一方が増えると他方も増えるという関係を『相関性がある』と言います。

統計学では、物事の相関性を常に意識することになります。

砂糖の摂取量を減らすことで糖尿病にかかる可能性が下がるならば、甘いものを控えようと考えるのが普通であり、それは間違いではありません。

しかし、甘いものを控えたからと言って不健康な人が健康になるとは限りません。

そもそも、食生活は自己管理そのものであり、根本的な栄養状態や生活習慣を改善しなければ意味がありません。

つまり、世間で相関性があると言われている物事の多くは、必ずしも完璧な原因と結果を表すものではないのです。

このような、一見それらしく思われる相関性を擬似相関と呼びます。

これは何も統計学に携わる者だけの問題ではありません。

日常生活においても、物事のより本質的な原因は何かということを深堀る意識を忘れてはなりません。

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