不思議の国のアリス症候群: 体が大きくなったり小さくなったりする?
自分の体が大きくなったり小さくなったりする錯覚?
「不思議の国のアリス症候群」という病を知っていますか。
この病の患者は、自分の体を実際よりも大きく感じたり、逆に小さく感じることがあります。
「不思議の国のアリス」の物語の中で、主人公のアリスの体は大きくなったり小さくなったりします。
なので、このような病名になりました。
しかし、人の体の大きさは突然変わりません。
一体どういうことなのでしょうか。
この病の患者たちは、以下のように語ったそうです。
- 自分の母親の体が、自分の体より小さいと感じる(彼女は幼児)
- まるで蚊の体長が数センチあるような感覚
- まるで1分間が1時間のように長く感じる
- 目の前にいる人間が、まるで数マイル遠くにいる巨人に見える
この病の詳細は解明されていません。
しかし、患者たちには以下のような共通点があります。
- 偏頭痛持ち
- 著名人
- 芸術家
「不思議の国のアリス」を制作したルイス・キャロルは偏頭痛持ちだった上、この病に罹っていました。
画家のパブロ・ピカソも、偏頭痛による視覚障害を持っていました。
彼が顔が左右非対称の人物を頻繁に描いたのは、この病が原因の可能性があります。
しかし、偏頭痛とこの奇病の科学的因果関係は不明です。
・参照
– frontiers in Neurology: Alice in Wonderland Syndrome as a Presenting Manifestation of Creutzfeldt-Jakob Disease
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