リニア中央新幹線は2027年に開業するか?
リニア中央新幹線とは?
2027年までにリニア中央新幹線を開業できるように、開発が進められています。
そのためには、走行時の電気抵抗を消す必要があります。
そこで「超電導(超伝導)」という技術が研究されています。
超電導とは『極端な低温下で電気抵抗が消える現象』です。
この技術について知るためには「オームの法則」について思い出してもらわなければなりません。
オームの法則は『電流の大きさは、電圧の大きさに比例する』という法則です。
導線を伝わる電子は、導線自体の金属原子の動きに進行を邪魔されるので、その速度は電圧の大きさに依存します。
これは、インターネットで動画を視聴しているとき、ストリーミングが済んだ範囲内しか動画を再生できない現象に似ています。
電気回路において、オームの法則は基本的な理論です。
しかし、それが成立しないことがあります。
-273度の超低温の環境では、水銀などの金属の電気抵抗はなくなります。
これは、そこでは電圧がなくても電流が流れることを意味します。
これが超電導です。
先程と同様に例えれば『接続無しで動画をストリーミング出来る状態』です。
電気抵抗がなくなれば「超電導コイル」という非常にエネルギー効率が良い電磁石を開発できます。
超電導コイルが無ければ、リニア中央新幹線の開業は限りなく延期されるでしょう。
・参照
– JR東海: リニア中央新幹線
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