Subconscious

じゃんけんで何を出すかは、やる前から決まっている。

じゃんけんで何を出すかは、最初から決まっている?

あなたの環境を外部と内部に分けてみましょう。

内的環境は外的環境をどういうふうに捉えているか?ということです。

人生はつらいと思っていれば、あなたの世界はそういうふうに見えるので、より消極的な性格になることでしょう。

一方、何事もやってみなければわからない、全ては自分次第だ!などと前向きに生きていれば、世の中全体が開けて感じられます。

こういった気づかないうちに私達の心の中で起こっている思い込みを、潜在意識と呼びます。

この前提に従い、人はいろんなことを考えたり判断したりします。

人の一生はこの潜在意識により決定されると言っても過言ではありません。

人間は脳からの司令を基準に体を動かします。

しかし、反対に脳が身体の動きを読み取って先の状況を判断する節もあります。

例えば、コップに入った水を飲むときのことを思い出してください。

手でコップを持つとき、脳と体の動きは次のような段階に分けることが出来ます。

  • ①コップを持つぞという判断
  • ②どのように体を動かしてコップを持つかという選択
  • ③実際に手を動かすための筋肉への司令
  • ④実際にコップを手に持ち、水を飲んだという実感

コップを持つとき、上の①から④のプロセスの順序は、一見とても自然に思われます。

しかし、驚くことなかれ、脳科学の世界では少し違います。

潜在意識下では、②①④③といった順序になります。

つまり並べ替えるとこうなります。

  • ②どのように体を動かしてコップを持つかという選択
  • ①コップを持つぞという判断
  • ④実際にコップを手に持ち、水を飲んだという実感
  • ③実際に手を動かすための筋肉への司令

コップを持とうと思い立つよりも数秒前に、脳のどこかでは準備が始まっていると言われています。

では、自分の意志に先んじてどのように脳はそれを決定しているのでしょうか。

それを決定しているのは、先ほど述べた潜在意識なのです。

人は常に様々なことを判断していますね。

ちょっと箇条書きにしてみました。

  • 今日のランチは何を食べようか。
  • あの人とは気が合わないから近づかないでおこう。
  • 明日は晴れるかな。
  • 今日のデートは何を着て行こうか。

こういった判断をすべて新しく行っていたら、脳は膨大なエネルギーを消耗します。

そのエネルギーを少しでも節約するため、人は潜在意識を活用します。

先ほどの外的環境と内的環境のところを思い出してください。

いちいち全てのことに判断力を注がなくて良いよう、勝手にある程度の判断を自動的にしておく機能が脳には備わっているのです。

そこでふるいに掛けられてきた、きめの細かい情報だけを捉えて、私達は先ほどの箇条書きのような判断をするのです。

これから起こる意志や判断は、数秒前に潜在意識下で一度噛み砕かれたものだということです。

『コップを持って水を飲もう』という判断が生まれるのは、それが正しい行いだと既に審議された後だからです。

これは効率的に自分のスタイルやテイストに合った行動をとるためには合理的な機能と言えます。

しかし、人間は成長するものです。

過去や現在に正しいと思っていた考え方も、時間が経つと改まったり、ときには後悔することもあるでしょう。

そういった現状を打破したり、現在いる場所から大きく抜け出すことにおいては、心もとない部分もあるかも知れません。

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