大企業に勝ちたければスピードで勝負するしかない!

スピードが速い企業が遅い企業を負かす

シスコシステムズ社の会長、ジョン・チェンバース氏のアイデアをもとに提唱された法則をご紹介します。

シスコシステムズはカリフォルニア州サンノゼに本社を置く、世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社です。

彼は『大企業が中小企業を負かすのではなく、スピードが速い企業が遅い企業を負かすのだ』と考えました。

大企業と同じ市場で競合すれば、より少ない資材しか持たない中小企業に勝ち目はないと思われがちです。

しかし、彼はそれを否定しました。

高額な経費や豊富な人材を用意すれば勝てるというわけではなく、実際の業務を迅速で効率的に行えるかどうかが、勝敗の分かれ目になるといいます。

この法則が伝播した最大の理由として、インターネットの普及が挙げられます。

情報化社会と言われる昨今は、まさに彼の提唱するスピーディな業務の実現が容易になっています。

実際にビジネスを展開する組織だけでなく、顧客側が情報を処理するスピードも加速度的に上がっています。

生産元である企業の規模が大きかろうが小さかろうが、商品やサービスの質が良ければその評判は瞬く間に世界中でアクセス可能になります。

そして個人などの少人数で起業をしたり、よりニッチで多種多様なビジネスを成功させるためのハードルは下がっていると言えるでしょう。

大企業が中小企業を負かすのではなく、スピードが速い企業が遅い企業を負かすのです。

これは彼の名前をそのまま採ってチェンバースの法則と呼ばれます。

参照
John Chambers / BIOGRAPHY – JC2 Ventures

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