簡単に偏見や差別はなくならない!人の先入観の根深さ

正解は【①彼は国内で働く男性です。】

なんとなく、②を選んだ人はいませんか?

気づいた人も多いかと思いますが、①と②では情報の量が違います。

②は①の内容をそのまま兼ね備えていますので、②が当てはまるならば①も自動的に当てはまります。

つまり、彼について何も知らない状態で、当てはまる可能性が高いのは①です。

この質問のトリックは問題文にあります。

32歳の男性、独身、大学、家庭教師、世界史、世界情勢、英会話、海外、などなど…

これらのキーワードから、このタマという『世界を股にかけて精力的に活動する好青年』のイメージがなんとなくあなたの中に膨らみます。

このような錯覚を行動経済学では合接の誤謬連言錯誤と呼びます。

参照
How Learning Influences Uncertainty and the Conjunction Rule - Frontiers

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