つまらない本でも最後まで読もうとしてしまう心理

『もったいない』は危険

ここで支払ったお金がもったいないので、多くの人は多少の予想外は気にせず、そのまま映画を観に行きます。

つまり答えは①です。

もちろん、一人でいくのなら、どんなに趣味に合わない作品でも経験になります。

しかし、大切な人を連れて行くならば、おそらく②を選ぶほうが合理的でしょう。

例え観に行くのを断念し、チケットが無駄になったとしても、無駄になるのはチケット代だけです。

しかし、そのまま観に行ってしまった場合、更に2人分のその鑑賞に費やす時間まで無駄になってしまいます。

このように、既に費やしてしまって決して帰ってこない費用や労力をサンクコストと呼びます。

サンクコストを惜しがるがあまり、非合理的な選択をしてしまうことを、行動経済学ではサンクコスト効果と呼びます。

仕事、学業、習い事、ビジネス、趣味、恋愛…

日々、私達は様々なことを継続的に行っています。

しかし、それらは本当に全て続けるべきことでしょうか?

改めて自分自身に問うていきたいところです。

そこに『もったいないから』という感覚があるならば、きっと危険信号です。

参照
Sunk cost fallacy | BehavioralEconomics.com | The BE Hub
How Susceptible Are You to the Sunk Cost Fallacy?

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