車のランクと運転の荒らさに相関関係があることが判明！あなたは？

正解は【①高級車のほうがマナーが悪い】

さて、これは結構意見が別れたのではないでしょうか？

高級車に乗る人のほうがマナーが良さそうという意見があるのも頷けますよね。

しかし、今回紹介する実験では逆の結果が出ています。

横断歩道で手をあげて渡っている人が渡りきってから通過する車と、渡りきる前に通過する車に分けるという実験です。

結果、高級車のうち47％が渡り着る前に通過したのに対し、そうでない車は35％だけだったといいます。

また、追い越しや割り込みに関しても、高級車に乗る人のほうが大胆でせっかちな運転をしがちであることも判っています。

社会的地位や経済力に関してはどうでしょうか？

言うまでもなく、社会的に上位の人のほうが、高級車に乗っている確率は高いです。

そう、そういった人のほうが逆にモラルに欠ける行動をとる節があるのです。

もちろん、こういった傾向は制約の違いにより大きく変化します。

高級車はモラルに欠けるとはいったものの、犯罪の少ない閑静な住宅街に高級車が多く停まっているのも事実だからです。

にしても、なぜこのような傾向が生まれるのでしょうか。

端的に言えば『他者を下に見ている人ほど横柄な態度をとる』ということです。

これを行動経済学では上流階級バイアスと呼びます。

高級車に乗っていたり、社会的地位の高い職業についている人ほど、その本性はどこか尊大になってしまいます。

もちろん、これは統計です。

世の中には外見も中身も立派な人はたくさんいます。

参照
Upper Class Bias and Class Conflict in America - De Gruyter
Regulation and Upper Class Bias in ... - Mary Ann Liebert, Inc.