では、この核膜の有無で一体どのような違いが出るのでしょうか。
アメリカの生物学者マーグリス氏の細胞内部共生説を引き合いに出すと、以下のことが言えます。
この説の中では、真核生物の起源が語られています。
真核生物は、原核生物に別の原核生物が侵入し共生した結果、生まれたそうです。
地球上に生命が誕生したとき、地表に酸素はありませんでした。
やがて細菌が光合成をするようになり、酸素は生成され始めました。
そして、その酸素を使って生きる好気性細菌が誕生し、そこに別の好気性細菌が侵入した真核生物が誕生したのです。
そのような進化を遂げて誕生したのが、動物や植物といった真核生物たちなのです。