Categories: 人体・生物学

ロボトミー手術という『脳を切断する』手術は過去に実在した

過去に行われていた脳の切断手術

ロボトミーは50年代ごろに行われていた精神外科治療です。

ロボトミーは、統合失調症や躁鬱病の患者の脳の一部を切断する治療法です。

ポルトガルの学者のエガス・モニッツがこの手術を発明しました。

この功績は大きく評価され、1949年に彼はノーベル賞を受賞しました。

しかし、これは実は非常に危険な手術でした。

この手術は、患者の精神疾患だけでなく個性も取り除いていました。

ケネディ大統領の妹のローズマリーは、23歳のときにロボトミー手術を受けたせいで知的障がいを負いました。

彼女は余生をずっと精神病院で送りました。

彼女だけでなく、他にもこのような後遺症を負った患者はたくさんいました。

現在は薬物投与による安全な治療法が発展したので、危険なロボトミーは廃止されました。

・参照
NPR: ‘My Lobotomy’: Howard Dully’s Journey

Tama

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