もし一度も立ち止まれないとしたら、あなたはどのように生活しますか。
それは、寝るときも食事をするときも常に歩き続けることを意味します。
そんな生物が実在します。
マグロです。
マグロは、呼吸をするために泳ぎ続けます。
通常、魚類は「えら」を使って海水を吸い、酸素を吸収します。
しかし、マグロは「えら」だけでは呼吸がうまく出来ないので、前進して海水を体内に取り入れます。
マグロの体は紡錘形をしているので、水の抵抗を受けにくいです。
なので、マグロは最大で時速100kmの速度で泳ぎます。
ミミズは前にしか進めません。
というのも、ミミズは他の動物と違い、足ではなく地肌により歩行します。
ミミズの全身は毛のようなもので覆われており、それらを器用に動かして前進します。
しかし、この毛は前に進むことに適した向きで並んでいるので、ミミズは後ろへさがれません。
つまり、マグロは停止が出来ず、ミミズは後退が出来ません。
あなたはこの様に厳格な条件下で生活できますか。
・参照
– WWF: Tuna