テレビの液晶画面は、赤緑青の3色を組み合わせて表現します。
これを「光の3原色」と呼びます。
知っている人も多いことでしょう。
しかし、これはあくまで人間の視覚の話なのです。
例えば魚類にとっては、赤青の2原色のみです。
そして鳥類の多くは、赤緑青に紫外領域の光を加えた4原色なのです。
網膜にある視細胞は、捍体(かんたい)細胞と錐体細胞に別れています。
色を認識する錐体細胞には、色ごとに感度の異なる種類が用意されています。
たとえば人なら赤緑青を積極的に受容する錐体細胞があるため、光が3原色となっています。
つまり、鳥はそれが4種類、魚は2種類の維体細胞に別れているのです。
ちなみに捍体細胞は明暗を感知しています。