物理学では基本的にそう考えられてきました。
しかし、この常識を覆す現象が確認されました。
2つの自転する電子を想定してください。
その2つの自転は逆向きで、相殺されているとします。
この状態を量子もつれと呼びます。
そこでその2つを遠く離し、一方の電子を観測し、左回りとわかったとします。
その瞬間、遠く離れた他方の電子は右回りだと決定されます。
電子の自転方向は、分離したときではなく観測したときに決まります。
この現象により、一方の観測が間に何も介さず一瞬でもう一方に影響を与えたことが言えます。
これを影響の非局所性といいます。
影響の伝播が局所的ではないということは、遠く離れた相手に何らかをテレポートさせることに他なりません。