グーグルで[平均年収]と検索すると、さまざまな地域のデータが表示されます。
しかし、あなたは何のためにそのデータを参照しますか?
例えば、以下のような数値をあなたはどのように役立てますか?
平均値は、対象の規模が大きくなればなるほど、活用しにくくなります。
なぜなら、平均値は全データの合計値を人数で割った値だからです。
あなたは、自分のテストの点数が平均値よりも高ければ安心しますか?
あなたは、自分の収入が平均値よりも低ければ惨めですか?
例えば、日本人は特に、自分自身が常に平均的かどうかを知りたがる民族です。
この国の1世帯あたりの貯蓄額の平均は、150,000ドルを上回ります。
しかし、日本人の70%以上は、それほどの大金を用意することは出来ません。
平均値と相場(最頻値)を混同しないでください。
平均値は、それを管理する立場の人物にとって役立つ情報かも知れません。
しかし、『それよりも上側は優れており、下側は劣っている』と考えるのは愚かかも知れません。
・参照
– 平均年収.jp