アジア

○○の女性は腰周りが鍛えられ性機能が高まると信じられた?

女性の足の成長を無理やり止める

かつて中国では、足の小さな女性が美しいとされており、ときには足が大きいと結婚はおろか恋愛すらできなかったほどでした。

そこで、母親たちは娘が行き遅れにならないよう幼少期に足の成長を妨げ、 5歳児程度の大きさに止める風習がありました。

これが有名な「纏足(てんそく)」です。

纏足は、主に3歳から5歳までの少女に行われます。

まずは足をお湯で念入りに温め、柔らかくなったところで親指以外の指を足裏に向けて折り曲げ、布でしっかりと縛り上げます。

さらに半年間かけて布の縛り方を強め、指が土踏まずに深く食い込んだら、指を中足骨ごと折り曲げます。

そして最後は足裏にくぼみができるように縛り方を変え、ハイヒール状になるよう固定します。

理想とされる3寸(約10センチ)の大きさになると完成で、通して3年間かかったといいます。

纏足の女性は腰周りが鍛えられて性的能力が高まると信じられ、男性達から非常に重宝されました。

変形した足での遠出はほぼ不可能であったことから、女性を家に束縛することも目的の一つだったのではないか、ともいわれています。

しかし、1930年代には、中年以下の女性のほとんどが男性本位だとして纏足を放棄しました。

さらに、1970年代の文化大革命による旧来風習の断絶活動により、纏足の風習は廃れていきました。

参考 Why Footbinding Persisted in China for a Millennium | History
Tama

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