昭和時代

昭和天皇はキリスト教に関わっていた!?

昭和天皇はキリスト教に関心を持っていた

戦前の天皇は大日本帝国の元首であり、神道の最高祭祀者でもありました。

現在は国民の総意に基づく「象徴」ではありますが、祭祀の主宰者であることに変わりはありません。

しかし、昭和天皇がキリスト教に大きな関心を抱いていたとする意見があります。

根拠になるのは2014年に公開された 「昭和天皇実録』です。

昭和天皇は皇太子時代の1921年、半年をかけてヨーロッパ各国を訪問しました。

その際、天皇はローマ法王ベネディクト15世と面会しています。

法王はカトリック教会の逸話を紹介し、日本が教会と提携するよう勧めたといいます。

対米開戦直前の1941年11月には、天皇はローマ法王を通じて時局収拾が可能か検討することを提案しました。

開戦直前から、バチカンを介して戦争を終結させる手段を伝えていました。

そして敗戦後の占領期、天皇はキリスト教に接近し、国内外のキリスト教徒と頻繁に会い、カトリック施設も訪れています。

なぜ天皇はキリスト教に接近したのでしょうか。

それは、大日本帝国のイデオロギーである国家神道に対する反省や、合法化された共産党への恐怖があったからでしょう。

カトリックへ改宗し、戦争責任と米国からの自立という2つの課題に応えようとした、との考えもありますが、詳しい記録は残っていません。

参考 昭和天皇とキリスト教 実録公開で関心高まる
Tama

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