カフエンガ条約が締結: 1847年1月13日
1847年の1月13日、アメリカとメキシコの間で「カフエンガ条約」が結ばれました。
これにより「アメリカ・メキシコ戦争」におけるカリフォルニアでの戦いが終結しました。
アメリカ・メキシコ戦争は、現在テキサス州がある地域の領有権を得るために、アメリカとメキシコが行った戦争です。
かつてスペインから独立したメキシコはメキシコの北部を領有していましたが、原住民による反乱が絶えませんでした。
また、1803年にアメリカがフランスから中部を買収(ルイジアナ買収)したことにより、アメリカ人は更にメキシコ領北部に流入しやすくなりました。
1836年にアメリカからの不法移民に占領された地域が『テキサス共和国』としてメキシコからの独立を宣言しました。
フランス、オランダ、イギリス、ベルギーがこのテキサス共和国を国家として承認しました。
1845年、メキシコは未だテキサス共和国の独立を認めていなかったにも関わらず、テキサス共和国はアメリカと併合しました。
アメリカのテイラー大統領は、当時メキシコ領だったカリフォルニアとニューメキシコの買収を試みましたが、交渉は決裂しました。
アメリカはテキサスと併合した後、「リオグランデ川」を丁度メキシコとの国境に設定しました。
しかし、メキシコはリオグランデ川よりも北にある「ヌエセス川」を国境にすべきだと主張しました。
そこでアメリカのジェームズ・ポーク大統領は、ヌエセス川よりも南の土地、つまりメキシコが領有権を主張する土地にブラウン砦を築きました。
そこでメキシコの軍隊がアメリカの軍隊を捕らえたことをきっかけに、この戦争は始まりました。
1847年1月13日、「カフエンガ条約」が締結されたことで、アメリカはカリフォルニアを征服しました。
そして1848年2月2日に調印された「グアダルーペ・イダルゴ条約」により、この戦争は終わりました。
結果的にアメリカは、カリフォルニア、ネバダ、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ、ワイオミング、コロラドの大半を勝ち取りました。
・参照
– Wikipedia: 米墨戦争
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