食後の眠気は回避できる!知らないとやばい糖質の常識
昼食後に眠くなる人は大きく損をしています。
食後に眠くなるのは常識だと思っていませんか?
実は、それはあまり良い状態ではありません。
そういう人はとても損をしているので、今回のお話を覚えておいてください。
『食後に眠気がくるのは、胃に血液が集中するため、頭に栄養がまわらなくなっているから』というデタラメを誰が言い出したのかはわかりませんが、これは全くのウソです。
実態は、糖質を一度に多く摂り過ぎたために起こる反応性低血糖と呼ばれる現象です。
これは、糖質の摂り過ぎ、もしくは早食いが原因で起こります。
食事をし、糖質を摂取すると、血中のブドウ糖が増えて血糖値が上がりますが、後でそれを下げるためにすい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
これで血中のブドウ糖が減り、栄養がうまく回らなくなることで眠くなったり集中力が低下したりするのです。
睡眠不足でもないのに、食後に眠くなるのは、ほぼ確実に、糖質の摂り過ぎか早食いの可能性があります。
そうして血糖値が下がり過ぎると、更に糖質を摂りたくなり、悪循環に陥る可能性があります。
この状態を放置しておくと、インスリンがうまく分泌されないようになり、肥満や糖尿病の原因にもなりかねません。
糖尿病の人は、例えるなら『糖質の中毒患者』のようなものです。
食後に眠くなるのが常習化している人は、是非、炭水化物の量を減らすか、もっとゆっくり食事をすることをオススメします。
ちなみに糖質を多く含む食材をざっくり紹介すると、以下のものたちです。
- ご飯(米)
- パン(小麦)
- 麺類(蕎麦の多くも小麦が使われているため注意)
- 根菜(特に糖質が多いのは芋類)
- 砂糖(砂糖が多く含まれているデザートなどは全て)
- 果物(甘いものは全て)
基本的には上記の食材に注意して献立を考えれば、とりあえず大丈夫です。
人類は太古より、狩猟により得られる食物を食べて生活してきました。
魚、貝、そして動物の肉などです。
人類が生活に必要な養分は、それらから十分確保できていたと考えられます。
やがて農業が発明され、米や野菜がこれほど一度に摂取できるようになったのは、あまりにも革命的かつ異常事態と言えます。
本来、狩猟で得られる養分(脂質、たんぱく質)を中心にとるようにできているのです。
にも関わらず、毎日ご飯を茶碗何倍も食べることは人体にとってはありえないことで、欲望にまかせていると当然糖質過多になってしまいます。
もちろん、ご飯を食べるなとは言わないが上記の自覚をもった上で、あくまで必要な分だけを摂取するようにしたいですね。
2050年には世界の人口は90億人を突破すると言われ、人類の食糧難はこのままのペースでは確実に訪れるでしょう。
そこで国際連合食糧農業機関なる組織が推し進めているのが、昆虫食です。
例えば、バッタは豚肉より動物性たんぱく質を多く含んでいるのをご存知でしょうか。
そう、昆虫たちの持つ栄養素はバカにならないのです。
ただ『気持ち悪いから』という贅沢な理由では避けて通れない時代がくるかも知れません。
- 参照
≫Reactive hypoglycemia: Causes, symptoms, and treatment
≫Reactive hypoglycemia: What causes it? – Mayo Clinic - 用語チェック
✓反応性低血糖…Reactive hypoglycemia
✓ブドウ糖…Glucose
✓すい臓…Glucose
✓睡眠不足…Lack of sleep
✓血糖値…Blood glucose level
✓悪循環…Vicious circle
✓糖尿病…Diabetes
✓炭水化物…Carbohydrates
✓根菜…Root vegetables
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。