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身体完全同一性障害: 手足を切り落としたくなる病?

自分の体の一部の存在を、切り落としたいほど不快に感じる病

「身体完全同一性障害」という病に罹ると、自分の腕や脚などを切断したいと強く思うそうです。

ある日、とあるアメリカの病院に、一人の男性患者が訪れました。

彼の両足は凍傷で壊死していたので、医師は切断するしかないと判断しました。

驚いたことに、この男性は自分自身でドライアイスを使って両足を凍らせました。

さらに、そのときのために自ら製作した自動運転自転車で病院へ来ました。

にわかには信じられない話です。

しかし、彼はなぜ、このようなことをしたのでしょうか。

一見、この男性が病院へ来た理由は、両足が壊死したからです。

しかし、彼がもともと身体完全同一性障害を患っていたと判明したのは、手術後です。

1977年のジョンズ・ホプキンス大学による世界で初めての報告によると、彼と同じ様な精神的症状を持つ患者は他にもいたそうです。

中には、手足を全て切断しようとする患者もいます。

もし身近にこの病の患者がいたら、彼らが自分の体を傷つけないように協力したいですね。

・参照
EJCP: Body Integrity Identity Disorder (BIID): What do health care professionals know?

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