実在した100兆ジンバブエドル札、10垓ペンゲー札

ハンガリーの10垓ペンゲー札

ペンゲーと言われても、一体なんのことやらさっぱりですが、これは何かの暗号などではなく実在した通貨の名前です。

ペンゲーとは、1927から46年まで流通したハンガリーの通貨のことで、(がい)というのは数字の位のことです。

その大きさはなんと、兆の1,000万倍です。

まさに天文学的数値、到底何かの金額とは思えないデカさの数です。

というのも、第二次大戦後のハンガリーでは、ハイパーインフレが起きていました。

それはそれは歴史的なレベルのインフレで、1日で物価が倍増することも当たり前だったそうです。

そこで、それまでの紙幣では会計が追い付かなくなり、新たに刷られたのが、その10垓ペンゲーだったのです。

あなたにおすすめ

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。