ミランコビッチ・サイクル: 氷河期はまた来る?
氷河期はまた来る?
北半球の夏の日射量が変動していくことで、周期的に氷河期が訪れることを「ミランコビッチ・サイクル」と呼びます。
地球の回転軸を「地軸」と呼びます。
現在、地軸は約3度傾いています。
太陽系が誕生したとき、とある惑星が地球に衝突しました。
これにより、この傾きは発生しました。
近く内部の流動や地震により、地軸の角度は約4万年で2~3度変化します。
例えば2011年に日本近海で起きた東日本大震災により、地軸は地表で約7cm傾いたそうです。
傾きの変動は、気候に大きな影響を与えます。
地球上に周期的に氷河期が訪れる原因の一つは、地軸が変化するためだと考えられています。
地球が地軸を中心に回転することを自転と呼びます。
地軸は、両方の先端が円を描くように回転しています。
これを歳差運動と呼びます。
そして、地球は太陽の周りを公転しているため、お互いの距離は常に変動します。
・地殻の流動性により地軸が傾くこと
・地軸の歳差運動
・地球と太陽の距離の変化
以上の3つの変化が重なり、北半球の夏の日射量が変動していくことで氷河期は周期的に訪れます。
これを「ミランコビッチ・サイクル」と呼びます。
・参照
– NASA: Milankovitch (Orbital) Cycles and Their Role in Earth’s Climate
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