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コタール症候群: 自分を死んでいると本当に思い込む?

自分を死者だと思いこむ疾患

自らを『既に死んでいる』と本気で思い込んでいる人々がいます。

「コタール症候群」という精神疾患の人々は、自分を死者だと信じています。

1880年にフランスの精神科医が、この疾患の存在を世界で初めて報告しました。

2015年とある17歳の少女がイギリスの雑誌に掲載されました。

彼女は、両親の離婚にショックを受けたことにより、この病を発症しました。

彼女は学校の授業中、突然、自分がまるで死んでいるように強く感じました。

その後も、彼女はたびたび同じ症状に襲われました。

本人の話によると、毎回本当に自分が死んでいるように感じ、手足が痺れるときもあったそうです。

実際に墓地に行ったり、ゾンビが登場する映画をみると、気分が落ち着くことがあったと彼女は言います。

現在、彼女は精神科医へ通っています。

明確な原因や治療法は解明されていません。

キリスト教圏にこの病の患者が多いので、宗教との関係性が研究されています。

・参照
NCBI: A Case Report of Cotard’s Syndrome

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