ウンコは腸内フローラを整える薬になる?

ウンコはどのような成分で出来ている?

ウンコを規定の用法で加工すると薬になることが判っています。

一見奇妙に聞こえますが、そもそもウンコがどのような成分で出来ているのでしょうか。

ウンコ=食べ物のカスと思っている人が多いですが、健康な人の便の約80%は水分から成ります。

そして残りの約20%が、食べ物のカス、老廃した腸粘膜、腸内細菌とその死骸で構成されます。

食べ物のカスと変わらないほど多くの菌というのは、予想以上の量です。

これは腸内フローラといい、決してなくてはならないものです。

腸内の菌には善玉菌悪玉菌がおり、互いに勢力のバランスを保っていますが、そのバランスが崩れると、人は体調を崩したり病気になったりします。

そこで2013年に、健康な人の便を腸管感染症患者の腸内に移し、改善を図るという治療実験が米国で初めて行われました。

結果は大成功で、まさにウンコは薬になるという仮説が証明されたのです。

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