キツツキに学ぶ、頭部への衝撃を和らげる方法
キツツキが激しく頭を振っても頭痛にならない理由
キツツキは、もの凄い速さで木をつついて穴を掘ります。
彼らは1秒間に約20回、木をつつきます。
このとき、彼らの頭部は、時速25㎞で壁に衝突するのと同じくらい大きな衝撃を受けます。
しかし、それでもキツツキの頭部に問題は起こりません。
彼らの頭部の構造に、ちょっとした秘密があります。
キツツキの頭部には、以下のような脳を守る機能が備わっています。
- クチバシの根元にある、発達した筋肉
- スポンジのように柔らかい、頭蓋骨
- バネのような、舌の骨
- 目がまわらないように眼球を支える、第3のまぶた
これらの機能が、頭部への衝撃を大幅に軽減します。
更にキツツキは頑丈な体だけでなく、高度な技術も持ちます。
彼らは両足で全身をしっかりと支えることにより頭部への衝撃を抑制しながら、効率的に木をつつきます。
これは、テニスラケットのガットの中心でボールを打つことで、手首への衝撃が緩和される現象と同じです。
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