太陽は燃えていない?

太陽は燃えていない?

太陽の表面温度は約6,000度あり、中心部の温度は1,500万度にも達します。

私たちが太陽へ向かったら、宇宙船ごと灰塵に帰すこと請け合いです。

実は、太陽は燃えているわけではないのです。

太陽で起きているのは、炎上ではなく、核融合です。

太陽の中心部で行われる核融合とは、水素原子4個が融合し、ヘリウム原子1個が生成されるというものです。

この時、毎秒1000億トン(TNT火薬換算)ものエネルギーが熱と光とともに放出されます。

太陽は燃えているわけではないのです。

※「燃える」とは、ある物質と酸素がくっつき(酸化)、火を放つ現象のことを指します。

太陽は約50億年前に誕生し、また、約63億年後に寿命を迎えると言われています。

太陽は常に膨大なエネルギーを放出しており、エネルギーが尽きたとき、その最期を迎えると言われています。

太陽の最期とは、一体どのようなものなのでしょうか。

エネルギー源である水素を失うと、太陽は中心部から大きく膨らみ始めます。

赤色巨星と呼ばれるその姿は、もとの約200倍にも達します。

赤色巨星になってからもその状態が数億年続き、完全にエネルギーを発散した太陽は地球ほどの大きさの白色矮星へと縮小します。

ちなみに、完全に冷え切ったものは黒色矮星と呼ばれますが、そこまでなるには数百億年はかかり、まだ観測されていません。

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