今観測できるベテルギウスは存在していない?

太陽の8倍以上の重さを持つ星は最期に爆発する。

写真やイラストでよく見かける、オリオン座を思い出してください。

オリオン座の最大の特徴といえば、中央に輝く3つの星でしょう。

その左上で赤色に輝く星がベテルギウスです。

昨今、そのベテルギウスに異変が起きています。

明らかに輝きが落ちている上、ゆらゆらと揺らいでいるのです。

太陽の8倍以上の重さを持つ星はその最期に爆発するとされます。

これを超新星爆発と呼びます。

太陽の約1,000倍の大きさのベテルギウスも、超新星爆発する運命にあります。

ベテルギウスは、地球から640光年(光が届くまで640年かかる距離)離れてたところにあり、今年地表から見えるのは640年前の姿ということになります。

実際には、過去640年以内に爆発した後かも知れないのです。

では、なぜそのような爆発は起こるのでしょうか。

大型の星の内部では、核融合反応が起きています。

その燃料となる物質が尽きると温度が低下し、星を支えていた圧力が下がります。

結果、自身の重力に耐えられなった星は一気に潰れようとし、反動で爆発が起こると言われています。

超新星爆発は未だ謎が多い理論で、爆発の詳細は不明です。

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