仕事や勉強は中途半端なところで中断すべき!その真相とは?

人間の『中途半端を嫌う心理』を逆用しよう

人は未完了の事柄に意識を奪われる生き物です。

例えば、途中で中断したままになっている仕事や人間関係について、人は大きな執着や記憶力を発揮します。

この心理的作用を行動経済学ではツァイガルニク効果と呼びます。

一度に複数の作業をこなしている場合、途中で忘れ去るべきことが出てきたり、執着を捨てるべき状況があります。

こうしたときにこの作用は私達の足を引っ張る可能性があります。

しかし、逆用して未来に活かすことも大いに可能です。

例えば、テスト勉強などはキリが良いところまで頑張って続けるよりも、敢えて中途半端なところで突然やめて休憩したほうが、また再開したときに集中しやすくなります。

この効果は想像以上に絶大なので、知らなかった人はぜひ明日から試してみてください。

また、このツァイガルニク効果は商売の世界にも多用されています。

典型的なのはドラマやアニメなどのテレビ番組です。

各話の終盤はとても視聴者の興味をそそる場面で終わることが多いですよね。

あれは次回も視聴してもらうための放映側の作戦なのです。

これを自分自身の精神にも利用していこう、というのがこのツァイガルニク効果について考える醍醐味なのです。

仕事や勉強は楽しいことばかりではありません。

むしろ辛いことのほうが多いですよね。

それでも継続なしに成果は出ないものです。

だからこそ上手くいったときは嬉しいですし、アイデアがひらめいたときは高揚します。

そういうときこそ、敢えて早まる気持ちを抑え、中断して休息するのです。

『今いいところだったのに!』と自分自身に言わせてやることで、きっとあなたの積み重ねは円滑になるはずです。

参照
Zeigarnik Effect – GoodTherapy

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