
ハワイはいつか日本にぶつかる?その前に海溝に沈むか
ハワイは年々日本に近づいている
海外旅行の行き先として、根強い人気を誇るハワイ。
実はそんなハワイは、じわじわと日本に近づいているのです。
地球は中心の核と、その外側のマントル、そして地殻で構成されています。
岩石が溶けた状態のマントルは対流を起こし、このマントルの上層部と地殻をあわせたものがプレートです。
プレートは1枚ではなく、地球上に大きく14~15枚存在します。
そして、プレートはマントル対流の影響を受け、長い時間をかけて少しずつ動いているのです。
日本の周囲には、太平洋プレート、北アメリカプレートなど4枚のプレートがあります。
ハワイ諸島が乗っているのはこの内の太平洋プレートで、1年に6~8cmずつ北西に移動しています。
これは、国土地理院にある超長基線電波干渉計の巨大パラボラアンテナでも観測されています。
超長基線電波干渉計とは、数十億光年離れた電波星からの電波を受信し、到達までの時間を精密に測定して解析する装置です。
日本とハワイのホノルルの距離は約6600km。
1年あたり8cmで計算すると、約8000万年後には日本に到達してしまいます。
ただし、太平洋プレートは日本海溝で北アメリカプレートの下に沈み込んでいるため、太平洋プレートに乗ってきたハワイも、いずれは日本海溝に沈んでしまうとの説も。
参考 The Hawaiian Islands are physically moving towards Japan at a rate of four ...