アメリカ大陸の発見=原住民殺戮の始まり

コロンブスのアメリカ発見はアメリカ原住民殺戮の始まり

15~17世紀、大航海時代、その華々しい歴史の裏では、スペイン人による大規模な虐殺が繰り返されていました。

虐殺者の正体は、コンキスタドールと呼ばれる征服者です。

そして虐殺のきっかけとなったのが、あのクリストファー・コロンブスによる「新大陸」発見です。

コロンブスは1492年、西欧人による新大陸発見を成し遂げました。

彼はその後英雄として扱われ、発見地の監督権と強奪品の1割を手にします。

ところが、コロンブス一行は次の航海で入植地に戻ると、先住民族らの財産を奪い、殺戮を繰り返しました。

その結果、5万人以上が殺されてしまったといわれています。

しかも、悲劇はこれだけでは終わりませんでした。

栄光を手に入れたコロンブスに続けと、コンキスタドールたちが新大陸に渡り、同じことをくり返したのです。

その代表格といえるのがフランシスコ・ピサロです。

彼は南米のインカ帝国に黄金が豊富だと知る王族をあざむいて国を滅ぼし、財産を略奪するだけでなく、鉄球に縛り付け下からとろ火で何日もあぶり続ける、幼い子らをヤリで突き刺す、赤ん坊の足を持って岩に頭を叩きつけるなど、 暴虐の限りを尽くしたのです。

ピサロらコンキスタドールによって虐殺された先住民は、アメリカ大陸発見からたった40年の間で1200万~1500万人にのぼるともいわれています。

参考 Conquistador | Definition, History, & Facts

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