事実かフィクションか?美女たちの不可解な神隠し

消えゆく美女たち 

1975年、オーストラリアで『ピクニック・ アット・ハンギング・ロック』という映画が製作 されました。

原作はジョアン・リンゼイという作家による同名の小説で、彼女は実際の事件を小説化したといいます。

その内容は、次のとおりでした。

1900年2月14日、地元の寄宿学校の女生徒と教員が、オーストラリアの南東部ハンギング・ ロックにピクニックに訪れました。

しかし、山に向かった4人の少女たちはいつまで経っても帰らず、さらに生徒を探しに行った教師までもが失踪します。

やがて少女の1人が 半狂乱の状態で戻ってきますが、事情を尋ねても「彼女たちは靴を脱いで岩陰に消えた」などと要領の得ない答えばかりでした。

翌日から警察の捜索が始まり、1週間後に少女の1人が衰弱した状態で発見されます。

しかしどういうわけか、彼女は失踪時からの記憶が全くないといいます。

結局、残りの少女たちの手掛かりは掴めず、 事件は迷宮入りになりました。

事実であれば不可解極まりありませんが、当時の新聞に事件の記事は掲載されていません。

これについて 原作者のリンゼイは「事実かフィクションかは伝えることができませんが、多くの非常に奇妙なことがハンギング・ロック近くで起こりました」と答えたといいます。

参考 Picnic at Hanging Rock (1975)

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