古代のディ◯ド?平城京から出土した大人のオモチャとは
平城京から大人のオモチャが出土していた
遺跡からの出土品といえば、木簡や調度品などをイメージしがちです。
しかし、中には発掘した人が思わず赤面するような代物もあります。
例えば、奈良県の平城京からは、現在でいう「大人のオモチャ」が出土したこともあるといいます。
しかもそれは女性用の自慰道具で、男根をかたどった「張形」と呼ばれるものでした。
はりかた張形は、ウドカズラというブドウ科の植物で作られていました。
直径約3cm、長さ18cmほどの筒で、やや反り気味の形状をしていたそうです。
さらに張形の根元には穴が開いており、そこに紐を通して使用していたと推測されています。
この張形が出土した場所は、大膳寮(だいぜんりょう)という宮廷の食事を司る官庁のゴミ捨て場でした。
大膳寮は采女と呼ばれる独身の女官が60人以上働いていた場所で、江戸時代の大奥同様の、いわゆる女の園です。
奈良時代の基本史料である 『続日本紀』によると、当時の宮中では貴族たちが昼夜を問わず性行為を営んでいたといいます。
出土品から察するに、彼らの奔放さを横目に、悩ましい想いに駆られた女官が少なからずいたということでしょうか。
参考 新石器時代のディルド(張形)!?古代の男性陰茎彫刻が発掘される ...