太平洋戦争での最も多い死因は○○!?

太平洋戦争の戦没者は60%が餓死

現在、太平洋戦争で命を落とした軍人・軍属の数は約230万人とされています。

しかし、終戦前後の混乱時に多くの資料が失われたこともあり、はっきりした数字や死因は明らかになっていません。

しかし専門家の間では、その死因のほとんどが餓死だと考えられており、終戦1年前に集中するといった意見もあります。

例えば、ビルマインド方面で展開されたインパール作戦は餓死や病死の多さで有名ですが、それ以外の戦場でも、餓死者は多くいました。

全戦没者の60%強、140万人前後が戦病死者であり、そのほとんどが餓死者だとされているのです。

また、死者の多くは人的・物的損害が甚大になった1944年に集中していることを示す研究もあります。

ある研究者は、陸海軍軍人の年別戦死者数を公表している岩手県の資料をもとに、1944年以降の戦没者数を約201万人だと計算しています。

実に、戦死者の約91%が4年から終戦までの期間で犠牲になっているのです。

参考 The Pacific War Online Encyclopedia: Casualties

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