1週間が7日間になった理由が壮大すぎる!
1週間が7日間になった理由は月の満ち欠け
1週間が7日間と決められたのは旧約聖書の中に語られる天地創造の神の国づくりが6日間かけて行われ、最後の1日を休息口にしたことを象徴するものだという説が、 広く流布しています。
なので日曜日が休日になったというのも、これで説明されます。
しかし、これが西洋の信仰の話だとしても、日本をはじめ東洋に広まった仏教信仰では、故人の供養を7日目ごとに行い、それが7週(四十九日、七七忌)繰り返されると成仏するとされるなど、やはり7を一区切りとしています。
洋の東西を問わず、同じように7をサイクルに用いているからには、伝承や信仰によるものだけでない、何らかの根拠があってもいいはずです。
今のところ考えられているのが、月の運行です。
人類が暦法を編み出したのは、誰もが目で見ることのできる天体の動きの法則に気づいたからでした。
特にはっきりと満ち欠けを目にできる月は、そこにサイクルがあることに気づきやすかったのです。
こうして発達したのが太陰暦です。
月は、新月から上弦の月へ7日間で変化し、さらに次の7日間で満月となります。
満ちた月はまた7日間で下弦の月となり、さらに7日で新月に戻ります。
太陰暦では、この月の変化の周期にのっとって1回の周期をもって1ヶ月という期間を定めました。
それを4分割したのが1週間というわけです。
古代バビロニア人も太陰暦を用いており、 やはり7日周期を取り入れて、最後の1日を安息口と定めたともいわれています。
後に暦法は、地球が惑星である太陽との関係から時間、一日、一年という12進法に基づく太陽暦へと移行し、現在ではこちらが世界共通のものとなっています。
参考 Who Invented the Calendar? A History of Days, Months, & Years