皇居前といえば戦後は性交渉の場だったわけですが
戦後の皇居前広場は性の場だった
今では考えられないことですが、戦後のある一時期、皇居前広場は性と密接な関係にありました。
ナンパスポットだったというレベルではなく、米兵相手に公然と売春が行われ、それに触発されたカップルが集って痴態を行う、性の空間だったというのです。
天皇の住まいの目と鼻の先で、一体何が起きていたのでしょうか?
実は、皇居前広場は、GHQが本部を置いた第一生命館の近くに位置していました。
一般の日本人女性が襲われないよう、占領軍相手の売春団体が政府公認で組織されていましたが、そうした公認団体以外にも、米兵の相手をして生活費を稼ぐ女性は少なからずいました。
しかし相手が見つかっても、焼け野原になった東京に、手ごろなホテルや旅館などはありません。
そのためもあってか、GHQ本部から近い皇居前広場が、性交渉の場になったのです。
しかも1950年ごろになると、噂を聞きつけた日本人カップルまでもが皇居前広場に集まって、わざわざ野外プレイに勤しんでいました。
カップルはその後も増え続け、いつしか「皇居前広場」という言葉が野外プレイの隠語として使われるほどだったそうです。
社会問題になって女性実業家から東京都にカップル専用の公園を造るよう要請することもありました。
現在でこそ法規制により見られなくなった景色ですが、 つい数十年前まで現実にある光景だったのです。
参考 皇居前広場地区|皇居外苑|国民公園