
コイツらに注意!生活習慣病にならないためのキーワード12選
生活習慣病にならないためには、とりあえずコイツらに気をつけて!
1. 「高血圧」は血管をボロボロにする!?
血圧が高すぎると血管に負荷がかかり、動脈硬化のリスクを上げます。
主な原因は塩分のとりすぎや運動不足、喫煙などの生活習慣の乱れにあり、太りすぎを解消すると高血圧もよくなることが多く見受けられます。
2.「肝硬変」は脂質やアルコールの摂りすぎの末路
肝臓は、栄養の代謝や貯蔵、有害物質の解毒など様々な働きをしています。
以前は肝炎ウイルスによる肝硬変が多かったですが、最近では脂肪肝やアルコールなどによる発症が増えています。
3.「腎臓病」で血液が老廃物だらけに!?
腎臓は常に私たちの血液を掃除してくれています。
具体的には、血液をろ過して老廃物を尿へと排出します。
高血圧や高血糖、脂質異常によって腎機能が下がると発症する危険性があります。
また、喫煙や過度な飲酒、運動不足なども腎臓への負担を増やします。
重い腎障害を患うと、リンやタンパク質といった栄養の摂取を制限する必要が出てきます。
4.「脂質異常」には魚の油
脂質異常とは、血液中のLDLコレステロールと中性脂肪が基準値を超えるか、HDLコレステロールが少ない状態を指します。
脂質異常は動脈硬化を招く危険性があります。
脂質でも魚油は動脈硬化を抑制する効果があるので、心配な人は動物性の油は控え、植物や魚由来の脂質を摂ると良いでしょう。
5.「糖化」は体を老化させる!
糖化とは、糖分が体内のタンパク質や脂質と結びつき、老化を促進させる物質を増やすことです。
これを防ぐには、まず、急に血糖値を上げる習慣を持たないことです。
対策としては、食物繊維などの血糖値の上昇を抑える栄養を意識して摂ると良いでしょう。
6.「お酒」の適正量はあなたが思う以上に少ない
1日のアルコール適正量は、純アルコール量で20gとされています。
適正量とは、飲酒を全くしない人と比べても死亡率が同じになる値のことで、お酒に弱い人はもっと少ない値が適正量になります。
歩くとふらついたり、普段ぶつからないものにぶつかったりする状態は、明らかに飲み過ぎです。
7.「悪玉コレステロール」にも重要な役割がある
コレステロールには、HDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)の2種類があります。
LDLは肝臓から各臓器や血管にコレステロールを運ぶ作用を、またHDLは血管などのコレステロールを抜き出して肝臓へ戻す作用があります。
8.「トランス脂肪酸」は悪玉コレステロールを増やす
トランス脂肪酸とは脂質の一種です。
マーガリンやお菓子に多く含まれています。
摂取量が多いと血液中のLDLを増やすことがわかっており、非常に悪いイメージがあります。
加工食品にはトランス脂肪酸が多く含まれる場合が多いので注意が必要です。
9.「腸内フローラ」と言えば発酵食品と食物繊維
腸内フローラとは、大腸内に様々な細菌が住んでいる状態のことを指し、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3タイプに分かれます。
菌がバランスよくいることで、腸内が整うのです。
このバランスは発酵食品と食物繊維で整えることができます。
10.「ケトン体」の生成に素人は手を出すな
ケトン体は脂質から生成される、糖を代替するものです。
人体はブドウ糖が不足すると、脂質を燃焼させてケトン体を出します。
飢餓の時代にはこのケトン体は脳のエネルギーとして使われることになります。
糖質制限でもケトン体は出ますが、過剰なケトン体は意識消失を招き危険です。
11.「筋肉」はやはり裏切らない
筋肉量を適正以上に保つには、栄養と睡眠が重要です。
筋肉量が多いと、ロコモの予防になります。
また、筋肉には栄養だけでなく運動も必要です。
運動後30分以内にタンパク質をとり、ちゃんと睡眠をとることで、成長ホルモンが分泌されて筋肉が再生し、筋肉量を増やすことができます。
12.「更年期障害」の対策にも食事、睡眠、運動は欠かせない
更年期障害は、閉経にともなってホルモンバランスが崩れ、体がついていけずに起こる不調のことです。
ビタミンB1、ビタミンD、イソフラボン(豆類などが多く含有)を摂取することで、不調を和らげることができます。
参考 LIFESTYLE DISEASES: An Economic Burden on the Health Services