鯉の噛む力が強力というのは本当?

鯉の噛む力は、成魚で約1kg程度

鯉の噛む力は、人間の噛む力と比較するとかなり弱いですが、鯉の生態や機能を踏まえると、十分な力であるといえます。

鯉は、主に植物食で、水草や藻類を食べています。

鯉の口は小さく、歯も細かいため、噛み砕くことができるのは比較的柔らかいものに限られます。

また、鯉は、水中で食べ物を摂取するため、歯を使って餌を噛み砕くよりも、唾液とともに水を吸い込み、餌を口の中で軟化させることが主な摂食方法となります。

鯉が噛む力を必要とするのは、餌を取るとき以外にも、泳ぐために必要な水を噛み砕くときです。

鯉は、鰓の働きによって酸素を取り入れるため、泳ぐためには常に水を動かし続ける必要があります。

このため、鯉は水を口に含み、噛み砕いて鰓へ送り込むことで、泳ぎ続けるためのエネルギーを得ています。

また、鯉は、群れで行動することが多いため、噛む力が強いと、群れの中でより強い立場を築くことができます。

このため、鯉は自分よりも強い魚と競争するために、強い噛む力を持っているわけではありませんが、十分な力を持っていると言えます。

以上のように、鯉の噛む力は、主に餌を摂取するために必要なものであり、十分な力を持っています。

また、泳ぐために必要な水を噛み砕くときにも噛む力が必要ですが、鯉は唾液とともに水を吸い込んで軟化させるため、非常に強い噛む力を必要とするわけではありません。

参考 Carp Fish Facts

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