モノとセックスしようとする疾患!クリューバー・ビューシー症候群とは

モノと性交しようとするクリューバー・ビューシー症候群

2002年、カナダの某所で自動車事故が起きました。

とある車が路上に駐車されていた数台の車と接触した後、道路脇に乗り上げました。

しかし、異常だったのはここからの運転手がとった行動でした。

運転していたハーヴィという青年は、車から飛び降り、なんと全裸になって道路に寝転がったのです。

そして道路に性器を擦り付け、 まるで道と性交するかのような動きを始めました。

さらには、性器を車のフロント部分にこすりつけたのです。

人どころかモノにも性交を試みるこの行動はクリューバー・ビューシー症候群という病気の典型的な症状です。

この疾患は、脳の側頭葉にある扁桃体(へんとうたい)が傷付くことで起こることがあります。

扁桃体は人の好き嫌いや恐怖などにまつわる基本的な処理が行われる、情動の中枢のような部位です。

扁桃体が損傷すると、 恐怖心が極端に薄れたり、物事の選別基準がなくなってしまいます。

ハーヴィは過去にも事故歴があったため、度重なる事故による衝撃で扁桃体が傷付いたのではないかと考えられています。

参照 Klüver-Bucy Syndrome | National Institute of Neurological Disorders ...

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