
自分のどこが人に嫌われているか、わかりますか?
自分のどんなところが嫌われているか?
『能力が低い人ほど自分を過大評価する』と言われています。
この世の中、どこへ行っても、人の悪口は絶えません。
しかし、言われている本人は、そのことで悩んでいるでしょうか。
ほとんどの場合は違います。
なぜなら、自分のどんなところが人から嫌がられているか、自分では実感できないからです。
人は誰でも、至らない点は改めようとします。
しかし、そのことになかなか気づけないから、大人になった今も改善されないままなのです。
そんな中、自分は気づいているのに、それに気づいていない人を見かけると、その人を悪く思ってしまうものなのです。
他人が自分をみるように自分で自分のことをみるのは至難のわざです。
これを行動経済学ではバイアスの盲点と呼びます。
無自覚は自覚することができないから無自覚なのであり、自覚できる無自覚というものは論理的に存在しません。
他人に苛立ちを覚えたときは、自分もまた、何か予想だにしない理由で誰かを苛立たせていることを思い出しましょう。
すると、少し気が楽になりませんか。
参照
Blind Spot Bias - Bias - LibGuides at Taft College