簡単な仕事には強めのストレスを、大変な仕事には弱めのストレスを

ストレスを減らすことばかり考えていませんか?

仕事に大きなストレスを感じている人は多いです。

しかし、休日に始めた筋トレや英会話の勉強が続かないのは、一体なぜなのでしょうか?

ある程度の責任や緊張感がなければ、人のやる気や集中力は続かないのです。

同時に、人はそういった状況に大きなストレスを感じるのも事実です。

この習性をなんとか前向きに活かせないものかと、アメリカの心理学者のヤーキーズ・ドットソン氏は考えました。

彼は自作の装置を用いて、ネズミに白と黒を区別させる実験を行いました。

ネズミが間違えると、電気ショックが与えられます。

ちなみに、回を増すごとに電気ショックの強度を徐々に上げていきます。

強度が上がるにつれてネズミのミスは減りましたが、ある一定以上の強度になると、今度は逆に低下していくことが判りました。

つまり、ミスをした際に受ける電気ショックがある程度強いほうが能力は上がるが、あまり強すぎると能力は下がってしまうということです。

これを人間にも当てはめて考えた法則は彼の名前をとってヤーキーズ・ドットソンの法則と呼ばれます。

この法則を利用する際にまず考えなければならないのは、自分がどのようなことにどの程度のストレスを感じているかということです。

同じことをしていても、感じるストレスの強度は人により実に様々です。

一般的には簡単な仕事には強めのストレスを、大変な仕事には弱めのストレスをかけるのがコツです。

参照
Yerkes-Dodson Law: How It Correlates to Stress, Anxiety …

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